春のおのぼりさん

母の余生に寄り添う振りをして自分も楽しもうプロジェクト(Season3)の一環で、隅田川周辺のお花見ツアーに行ってきました。
一気に春めいて、あいにく数日前に花散らしの強風が吹き荒れたということもあり、ちらほら葉桜になってしまっていましたが、桜は散り始めてからが本番と思っている私には、絶好のタイミング。

しかし(笑)。

 隅田川の観光汽船 竜馬号での見物です。大好きなダブルデッカーで、屋根も透明になっているのでタワーもよくみえる2階、ファミレスのようにテーブルが作りつけられた1階というつくりで、ゆっくりのんびりと雨の隅田川をゆきました。
川面には散り始めた花びらが、桜の絨毯を作り始めていてそれはそれは美しい光景でした。東京、美観がんばってるなぁ。

 

 船内ではビールなどの販売もあり、風流に桜餅をいただきながらの川くだり。これは関東風の桜餅。桜の葉が3枚も使われてて、そのまま食べるとしょっぱい。
関西風はいわゆる道明寺っていうもち米に餡がくるまれたスタイルらしいです。アレ好き^^

徳川家の庭園だったという浜離宮で下船し、散策。幸い雨もやんできたので、うつむいた花房を撮ってみましたが、ピント・・・w
風で揺れたせいにしようw


 


それにしても、庭園の美しさに全然負けてない咲きっぷり。この桜という樹木のはかなさゆえの美しさは、いつもヒトの心を捕らえてやみません。
なんならもう、桜に生まれ変わりたいくらい。誰ですか、うば桜とか言う人はw 毛虫くるからやめとこうw


その後、築地でお昼ご飯。
あの混雑はお昼時だからなのかな。いつもあんなにヒトがいるの?ごはんやさんの前の仮設台で立ち食いしてる人もたくさんいて、日本じゃないみたいw

海鮮丼のお店が何件もあって、座れるよ~と声をかけてくれたお店に入ってみました。すごい活気。外国人の店員さんがてきぱきと客を捌いていて、板さんもどんどん作ってる勢いがとっても気持ちよかった。店内に貼ってあるメニューの写真はどれもつやつやのお刺身がのっていて目移りしてしまう罪つくりw、でも迷っていられない空気でw、店員さんに「マグロたべたいです」というと、ずばっと「じゃ、これね。お母さんは中落ちがいいね」と選んでくれましたw マグロは超絶美味しくて、シャリも米の産地のワタシが太鼓判を押す旨さ。また食べたい~~


今は、北関東の地元が超絶見ごろw
わざわざ出かけなくても良かったんじゃ、という一抹の思いはあるにせよ、母が満足げに「きれいだったでしょ~」と言うので良しとしますw
また来年、一緒に見れるかな。120歳まで生きる予定らしいから、ワタシのほうが先に死ぬかもよw



おまけ
 

 ツアーの最後は皇居へ移動。帝京グループの入学式とかで、千鳥ケ淵へは近づけないくらいの混雑だったので、靖国へ。

前回の参拝で入れなかった、遊就館が開いていたので入ってみました。ゼロ式戦闘機や大砲の展示や、有料スペースでは大東亜戦争の記録が展示してありました。

当時の若人がどんな思いで生きたのか、どんな思いで桜となって散ったのか、私たちは忘れることなく日本を作っていかないとなりません。ほほえんで飛び立った勇ましい彼らも、一人残らず母の子でした。大事な、命より大事な息子たちでした。


僕は唱歌が下手でした 通信簿の乙ひとつ 
いまいましさに 人知れず お稽古すると 
母さんが 優しく教えてくれました

きょうだいみんな 下手でした 僕も 弟も 妹も
唱歌の時間は泣きながら 歌えば皆も 先生も
笑って「止め」と言ひました

故郷を出てから十二年 冷たい風の 獄の窓
虫の音聞いて 月を見て 母さん恋しと歌ったら
皆が 泣いて 聞きました

僕のこの歌 聞いたなら
母さんきつと うれしさに 頬すり寄せて 抱き寄せて
「上手になった良い子だ」と ほめてくださることでせう


国民の遺書「泣かずにほめてください」より抜粋