福岡・佐賀・長崎への旅
大好きな飛行機に乗って初の九州へGOGO!
目次
1.福岡
1-1 LCCに乗ってみた
アメリカ・オランダ・中国と各国の飛行機が並んでいます。乗り物全般すきなんだけど、飛行機は別格に大好きなワタクシ。こんな光景には鼻血が出そうに(笑)。
目玉が飛び出すほど旅費が安いと聞いてLCCに乗ってみようと思いたつ。シートの形状を調べ、好みのシートを採用してたピーチに決定!バスでも新幹線でもヘッドレストのせいで下を向かねばならいので疲れるし、百害あって一利なしだと思うのだけど、必ずヘッドレストが付いてて不思議だなーと思う。あれは要らない。
離陸へ向けて加速しはじめゴーゴーとうなりを上げると私のテンションも一緒に上がっていきます(笑)。滑走路を加速していく機体。速い速い。景色がびゅんびゅん流れていく。うおー(笑)と叫びたくなるのをぐっと我慢。他の乗客の皆さんも大興奮よね!と、そっと見渡したら寝てる人もいて、慣れた大人だなあと感心。
めっちゃ大興奮のうちにふわりと離陸しました。ジェット機は離陸距離1500mほどで時速300kmに至り離陸するというけど、体感では500mくらいで離陸した感じでGがすごかった。
機首を上げて飛んでいく機体。この日のお天気は小雨だったので雨雲に突入し、暫く上を目指すとぽんと雲の上に出ました。雲に機体の影が小さく写って可愛い。眼下を見下ろすと割と地形が分かる程度の高度で飛んでいるようで、こんな山脈が見えました。どの辺を飛んでるんだろう?こういうとき「あー、それは南アルプスだよ」とかサラリと言える人はかっこいいな。
早朝なのできっと朝日が眩しかろうと推察し、右の翼側の席を予約したのでこんな雄々しく光る翼を見れました。青空との対比がいいなー。光の粒子って速度には影響されないんだね。
血圧あがりそうなほど大興奮の120分のフライト。ついに福岡が見えてきてしまいました。あーもう終わりか・・・。願わくばあと3時間くらい乗っていたかった。
1-2 志賀島
チェックインまで時間があるので志賀島をドライブすることに。志賀島への道が「海の中道」といって道路の左右が海という楽しい地形が見れます。マップの細くなってるところは、道路の両脇がすぐ砂浜ー海となっていて特に楽しい場所。ただ、車を停める幅も少ないのでオフロード車以外は埋まらないように細心の注意が必要です。
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日本海側は白波が立っていてちょっと荒々しいイメージ(下記写真)だけど、道路反対の湾になってるほうは穏やかな海で海水浴するならこっちだそう。
1-3 ホテル ルイガンズ
夏に賑わうであろうリゾートホテル。こんな粋なウェルカムメッセージが☆ 福岡の町並みを描いてるんだって。
目の前はビーチ、そしてホテル内にプール。夏は楽しそうなホテルの11月は閑散としていて落ち着いた雰囲気。若いスタッフさん達も素晴らしくて「え、そこまでやってくれるの?」という驚きを沢山いただきました。
海に面しているので日没を見ながら夕食にしたい(と思ったけど、朝日は見れても夕陽は見れないとのこと。方角的にそうだった!)。今回は「テイスティングディナーコース」という量は多くないけど人気メニューを集めたコースを選びました。
お料理を運んでくれるサーバー(?)さんが気さくに話しかけてくれて、お料理の話から身の上話にまで発展して(笑)、すごく楽しいディナータイムになりました。
夕飯を終えて部屋に戻ると夜のとばりがおりて、プールサイドのライトアップがとても綺麗でした。
朝食ビュッフェは豊富な種類がずらりと並んでいました。土地の物もたくさんあり、朝カレーは本格カレーという渾身の朝食です。
朝食を食べているうちに朝日が登ってきました。夜の雲が次第に光りだす光景に胸がいっぱいになります。美しい空を見ながら朝食だなんて、嬉しすぎた
2.佐賀
佐賀は山が多い県で、紅葉スポットが沢山あります。ホントもうムキーっとなるくらい行きたい場所だらけで、旅のプランニングは悩みに悩みました。見なかったことにしよう!と行き先をひとつずつ削ったのが唯一のストレス(笑)。
2-1 武雄神社
こんな小さな鳥居が進入禁止を必死でアピールしてる神社入り口。可愛い。「下馬」と書かれていて、ここで馬(車)を降りてねって意味なんだね。欲しい。欲しすぎるw
ご祭神はタケミカヅチ・フッツヌシ・シオツチノヲジ。佐賀で鹿嶋神社の祭神タケミカに会うなんて!
武雄神社の境内から大楠までの道は綺麗に整備されていて歩きやすく、しかもこの通りの紅葉のトンネル!いいタイミングで訪れることができてテンションだだ上がりの筆者
ほどなく大楠が祀られている小高い山へ到着すると、空気がガラリと変わります。少し霧っぽくなっていたこともあるけど、ひんやりとした神聖な気が満ちていました。
中の空洞は広さ約12畳、ちょっとしたタワー位の大きさです。スケール感が狂ってしまうような、異世界に紛れ込んだような、世界観としてはトトロの世界が合ってるかも。
自分の中心を失っても尚そびえ続ける姿が尊い。意識のチャンネルを合わせてみると、役目が終わるのももうすぐ、でもその時まで全力で守るという雄々しい覚悟と優しさが伝わってきて思わず手を合わせました。自己中心的に生きてきた私たちはどれだけ許してもらってきたのだろう。もう甘えちゃダメダと改めて思いました。
2-2 御船山楽園
武雄神社に隣接してる御船山は、神功皇后が新羅征伐から帰った時に「御船」をつながれたことから名付けられたそう。スケール感(笑)。前身は「萩の尾園」という佐賀藩第28代武雄領主・鍋島茂義によって造営された庭園。
御船山鉛筆状の岩が密集して露わになった地形が特徴的な御船山は、荒船山などと同じメサと思われます。メサは、超古代の植物の細胞が化石化したものなんだけど、どんだけデカい植物だったのよ?と驚く。
登った先に何があるの?という好奇心だけで登る山道。ぜいぜいぜいぜいぜいぜい(笑)。ぜいぜいの先にあったのは武雄市内を見下ろす見晴台でした。
2-3 チームラボ:かみさまが住まう森の廃墟と遺跡
御船山楽園には過去に保養所(?)だった廃墟があり、それを利用してアート展が開催されています。下記は「廃墟の湯屋にあるメガリス」なる作品。メガリスは塊という意味らしく、江戸時代の庭園・近代の保養所・そしてこのメガリスが表すのは時空が交差しているという表現なのかな。
この模様は、予め記録された映像を再生しているのではなく、人々のふるまいの影響を受けながら刻々と変化していているらしい。私たちが入室した直後は美しく青い流紋だったけど、一回りするころにはこんな花模様になりました。
下記はホテルロビーに作られた「森の中の呼応するランプの森とスパイラル」という作品。人の動きに呼応して光が伝搬していくというのだけど、異世界の衝撃が強すぎて、ランプの動きを追うどころではなかった(笑)
ホテルの入り口の自動ドアが開くと外の景色が見えて、距離感を取り戻すことができる。そのくらい異世界・異次元空間になっているフロア。
色はいろんな色に移り変わっていくらしく、ホテルカフェのお姉さんは「緑が好きです」と言っていた。人は無意識に自分のオーラを読むものだから、癒し系の人なんだろうね。
ランプの光しか光源のない暗闇にこっそりとカフェがある。カフェというかカウンターとお姉さんが居る(笑)。よく見るとお品書きも小さなランプに照らされていた。歩き回って汗をかいたので「柚子緑茶」という文字がとてつもなく魅力的に映りオーダーしてみる。柚子の爽やかな風味が・・・と思っていたら、ピリっと辛い。柚子は柚子でも柚子胡椒だった。この辺りは柚子胡椒が名産なのかな?美味しかった!
2-4 嬉野温泉
7月に見た夢で「嬉野」という文字がばーんと出てきて、なんなんだろう?と不思議だった。そうこうするうちに九州へ来ることになり、どこへ観光しようかな?とマップを見ていると「嬉野温泉」という文字が見えてトリハダがたった。
今日のこの日を予知していたのか、夢がこの地へ誘ったのかわからないけど、とりあえず来てみた次第。
来てみたけど、夢の意味は分からなかった。
人の魂(?)は4つ位に分かれて修行を積むようになっていて、自分の他に3人くらいの魂のソースを同一にする存在がいるらしいから、その中の一人がこの地にいるのかもしれないね。だとしたら、精一杯がんばってね、と祈った。
この後、長崎まで足を伸ばす予定なんだけど、なんとも風呂から上がれない。動きたくない。もっとずっとこうして見ていたい。と、お山に訴えたら「いつもそばにいるよ、僕らは同じだから」と返ってきた。佐賀の紅葉も、茨城の紅葉も同じ意識体なのだからこれっきり会えないなんて思わなくて大丈夫、という意味らしい。そういえばそうだねぇと思い、やっと湯船から出ることに。
3.長崎
長崎だって~!私の人生でこんなに西に来ることがあるなんて・・・って感慨深い。家から1400キロも離れた長崎までなぜ足を伸ばしたのかというと、ハウステンボスにあるホテルヨーロッパでクラシックコンサートが無料で(宿泊者)見れると聞いてね、どうしてもどうしても見たかったんだよね。
生のバイオリンを初めて聴いた。バイオリンていえば、イケメンバイオリニストのDavid Garret をずっと聴いてきたから、人の心にしみこんでいく切ない楽器だと思ってたけど、今日の演奏は、とっても力強くて男性的な演奏で、しみこんでいくと言うより、問答無用に浴びるという感じで圧倒された。やっぱり演奏する人によって全然違うものなんだなー。
セットリスト
1st stage : トリオマキシマム(ウクライナ出身の男性ボーカル3人組)
Killing me softly / Close to you / If / The Rose / We are the world
2nd stage : ヨーロピアンアンサンブル(Vio:Sarkozi Pavol/Baranyi Zoltan/ Pia:Vera Kuusiku
Eine Kleine Nacht Musik:Mozart / Liebesleid:Kreisler / Por una cabeza:Carlos Gardel / Walz No.2:Shostakovich / Hara Martisorului:Dinicu / Four seasons"Winter":Vivaldi / Schindler's List:john Williams / Sabre Dance:Khachaturian / Hangarian Dance No.5:Brahms
3-1 ハウステンボス
4.福岡空港(復路)
帰りのフライトが夕方なので、遊覧船での七ツ釜の見学を予定していたのだけど、高波のため中止になっていた。残念すぎる。
観覧船のマリンパル呼子で中止を知ったワタクシ、途方にくれて向かいのお店でいろいろ尋ねてみた。陸から見れる場所はあるけど今日は見えないかもしれないとおじさんは言う。更に、「どうしても行くなら乗せてってやるよ」とまで言ってくれた。この辺の人は本当に気さくで温かい。関東に戻りたくなくなるほど人情深い。
仕方ないので福岡空港へ戻ります。空港では「使用機材遅延のため30分遅れ」のアナウンスが。今日はことごとくついてない日。旅行ってそんなもんだよ。元気だせ私。
本当は、夕陽を見ながらのフライトが体験できるのかなと目論んで左側の席を予約したんだ。でもこの夕焼けタイムは、あっという間に過ぎていくもの。遅延などなろうことなら夕陽など見れるわけもなく
センチメンタルになっていても、離陸の魅力には勝てないワタクシ。ブレるの承知でばしゃばしゃ夜景を撮りまくる(ウザイので掲載は1枚で許してあげようw)
フライトはどうせ真っ暗で何も見えないと思いこんでいたけど、都市の光が宝石箱をひっくり返したように輝いていてすごく綺麗でした。小さな飛行機の窓に顔をぺっとりくっつけて90分後、成田に到着です。
往路は120分だったのに、復路は90分とはこれいかに?遅延した分を取り戻すようにスピードを上げて飛ぶとか?飛行機もやれば出来るものなの?笑