お題:永遠の約束

blog_import_590c1b6b88833.jpg 
ひんやりと澄んだ 星々の空を 幾度も見上げた
かすかに光る 遠い光の煙をみつけては 心を躍らせ
いとしい人の笑顔を想った

夜明けが迫り いくつものため息のあと
あなたは現れた
光の道を すべるように
煌きをまとい 大きくあたたかい手をさしのべた

ぐいと手を引かれ 空に舞う あなたと
ひえた空気が 耳でびゅうびゅうとうなる

  どこへいくの?

  まだ思い出さないの?

  え?何を?

  ほらこれ。

小さな星々を両手ですくって 私にさしだしたとき
私は思い出す
この星の湖で ふたり愛を誓ったことを

ふたつの魂が もっと強くむすばれるために
気が遠くなるほどの 輪廻をくりかえしてきたことを


  ごめんなさい、今やっときづいたの

  はははは 君はいつも変わらないな

  なぜ忘れてしまうの、こんなに大切なことなのに。

  眠っているんだ ぼくたちは。

  え?

  今が現実さ。

  これが現実?

  目覚めるために眠るのさ。ははははっ


東の空が 白みはじめると せかすように
あなたは言った

  忘れないで ぼくたちの 約束
  未来永劫 ぼくたちは 離れない
  だってぼくらは ひとつの半分だから

そして私はまた 眠りについた

  

* * * * * * * * * * * * * * *

ロマンチックなのが書きたくなり、ツインソウル伝説(?)と、とある仮説をからめて書いてみました。

とある仮説っていうのは、夢が現実で、現実と思い込んでるのは実は夢なんじゃ?という仮説です。
顕在意識が夢で、潜在意識が現実、っていうか。
ほんとのところは、どうなのかな~